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何か始めたいけれど、何がいいのかわからない人へ

Wr.尾上信明さん(36歳) 奈良県在住

8年間、仏師の内弟子の修行を経て、現在は、医療関係の仕事に従事されているそうです。
そんな彼が、突然やってきて溶接の仕事がしたいと言ってきたのです。
36歳という年齢や家族のことなど聞いていると正直「ん〜〜」という部分があったのですが、彼はすでに現在の仕事をやめることを決意してたずねて来たのです。そこには、すこし遠ざかったものづくりの仕事が忘れられない、もう一度ものづくりの仕事がしたいという彼の強い信念があるようです。でも何で溶接なん?

彼はもともと鉄に興味があったらしく、本場ヨーロッパにも訪れたこともあったのだが、海外から日本を見つめたとき日本の文化を見直し、仏師の門をたたいたと言う。
彼が言った印象にのこる言葉で「僕は、仏さんを彫るような人間じゃない」という言葉を聞いた時なんとなく人として気付くことの極致があると感じました。
彼はとても謙虚であり、純粋であることで仏師という仕事に決着をつけた彼こそが、仏さんを彫るべき人だと感じます。

そんな彼が溶接教室に入門し溶接を体験したところ、さすがに器用で、みるみるうちにスクラップ(※1)で作品をつくっていました。なんのプレッシャーも感じずのびのびと楽しそうに作っている作品は、彼の内から溢れ出すオブジェだと感じた。
『水を得た魚』 僕はそう名付けよう!
写真の魚のオブジェをつくり終えた時、彼がまたまた印象にのこる言葉を返した。
彼はスクラップを見ながら「これ捨てはるんですか〜?もったいない!僕には宝の山にしかみえませんわ〜〜!」
たった数回の教室で本職として目指すことを決めたらしい・・・
がんばれ!!尾上君

※スクラップ/鉄の廃材

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