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溶接人の皆様よりいただいた質問

【使用機種:IMAX80】

IMAX80で0.8mm厚の軟鋼の鉄板を重ね合わせで溶接したいのですが、どうもうまくできません。
スターロードGMの1.0mm溶接棒使用で10A〜15Aで 試しているのですが・・・

(1)母材に溶接棒がくっついてしまう。

(2)うまくアークスタートしても直線的に動かすと溶接棒がくっついてしまう。若干ゆっくりと動かしうまくいってスラグを取り除くと玉状に残りすぐ取れてしまう。

(3)円を描きながらやりスラグを取り除くと母材上側のみに玉状に残りすぐ取れてしまう。

(4)点付けの要領で試しても母材片側のみに玉状に残りすぐ取れてしまう。

(5)20A〜25Aで試し直線的に素早く動かすと母材の端が溶けてしまう。但し一枚の0.8mm厚の鉄板で試すと端は溶けてしまうが端以外の部分ではきれいにビードが残る。

(6)20A〜25Aで点付けしても溶けてしまう。

1.2o溶接棒でも同じ状態です。電圧降下のことも考えブレーカーから離れている15A125V表示の屋外コンセントの電圧をテスターで測定したところ一応103Vはきています。溶接機以外はつなげていません。
1.0mm溶接棒使用で10A〜15Aで直線に素早く動かして
「(5)20A〜25Aできれいにビードが残る」ものなら何か原因はありますか?昇圧器が必要でしょうか?

 

細径の溶接棒は、溶けるスピードも速く、ビードも通常のものより
も細くなり、安定した溶接をするには高い技術が必要になります。

質問に順に答えていくと・・・

(1)〜(4)の様に棒がくっついたり、母材に溶け込まず玉状に弾いたりする原因は、まず電流が弱いことが考えられます。

スターロードGMの1.0mm溶接棒使用を15A〜25Aで断続溶接して
みると、今までの状態より改善されるでしょう。
(断続溶接とは、10mm、20mmなど溶接する長さ等によりますが、
少しずつ長さを決めて溶接していくことです。)

それから、スターロードGMの1.2mmの溶接棒でも0.8mm厚の軟鋼の重ね合わせは可能です。少し太い分、スターロードGMの1.2mmの方が、溶接し易いです。

(5)について
母材の両端は、熱伝導が良くないため、特に薄板だと溶け落ちてしまう可能性が高くなります。最初に点付け溶接(仮止め)をしておくのもポイントです。

(6)20A〜25Aで点付けの場合は、溶けにくいと思いますが、強い場合は、少し電流を落としてご使用下さい。

スターロードGM・GSの溶接電流は10〜30Aです。20A〜25Aできれいにビードが残るようだったら、問題ありません。

電圧は、溶接最中(負荷時)に計った値の場合、103Vあれば正常に使用できます。(昇圧器は必要ありません。)

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