職人列伝

▼溶接職人として活躍されている方々

           
下田博史氏(56歳)
スター電器製造株式会社 技術部長

▼ 溶接機開発・製造に関わる前のことを教えて頂けますか?
すぐに溶接機開発に関わったのではなく、当初は小型電気ろう付・解氷機や木彫機など様々な商品の開発に携わっていました。そこでは、電気以外に機械加工等の仕組みを学ぶことが出来ました。

▼溶接機開発のきっかけ、その時の気持ちや様子はどうでしたか?
人事異動に伴い溶接機開発の担当となりました。当時は、一般の方々が溶接機を購入するというほど溶接が身近ではなく、ましてや家庭用のコンセントから満足のいく溶接ができるというのは夢の時代でした。日曜溶接を広めるべく、開発当初から家庭用コンセントからの溶接にこだわり、挑戦し続ける気持ちは今も変わりません。

▼開発の苦労や、途中、壁にぶつかった時に感じたこと、考えたことはありますか?
仕事で壁にぶつかったことはありません。あったかもしれませんが覚えていません。自分で設計し、思った通りに溶接機が動作した時が何より楽しく感じます。

▼ 溶接機が完成した時どのように感じましたか?
この仕事を長い間させて頂いたことに感謝!!

▼ “溶接機”や“溶接”に対してどのような想いがありますか?
家庭用のコンセントにこだわります。日本独自の安全な100V電源から性能・価格ともに見合う溶接機の開発に挑戦し続けます。そして溶接がもっと身近に簡単になるようにしたい。アーク時に発生する熱や紫外線が少なかったり、省電力でポケットに入る溶接機があれば面白いと思います。

▼ 今後の取り組みの展望、野望を教えてください。
溶接が今以上に一般的に広く受け入れられる様になることです。最近では、半自動溶接でガスを必要としないノンガスワイヤでの溶接の評価が高まり関心が寄せられています。従来のガスを必要とするMAG溶接が良いとされる常識を見直し、ノンガスワイヤ普及にも力を入れています。

▼ 溶接人、未来の溶接人へのメッセージをお願いします。
溶接機を上手に使って欲しい!機械の設定等、基本的な使用方法を理解して頂き、溶接機の能力を100%引き出して溶接して頂ければ100V電源の溶接機でもなかなかのものだと再確認して頂けると確信しています。
番外編
趣味 :::水泳(20年近く続けています)、スキー(学生時代は体育と数学が得意でした)
好きな物 :::ラーメン、カレーライス、ビートルズ

取材後記がはいる・・

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