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鍛冶工房 studio ZWEI(スタジオ ツヴァイ)の代表者。
古くからヨーロッパに伝わる、鍛冶仕事(鍛造)を中心に、金属デザインと製作をしている。ヨーロッパ仕込みの本物の技を魅せてくれる。

始めは学生の頃、鍛金、銅板などで工芸品を造形することを学ぶ。そこでは、工芸とは手作業ですることが基本で、電動工具(溶接機)を使うことをあまり良しとしない方針であったようだ。
その後、鍛鉄の世界にシフトしていき、単身ドイツに渡り、5年間の技術修行を積む。そこで培ってきた技術やセンス、鉄との向き合い方などが今に生きているようだ。


こちらが溶接の魅力とは?と質問したが、「溶接は単なるモノづくりの技法の一つ」と、シンプルな回答…。

それもそのはず。そもそも鍛鉄の接合部分はリベットやカシメなどである。本来、鍛鉄の世界では、溶接技法は少ない。

しかしながら宇田氏は、偏ったこだわりやルールは無く、全てフラットな状態で考えている。それはモノづくりにおいて、何が一番かっこよいか?どれが一番機能的か?どうすれば構造的に強いか?など、色々な要素を、構築して結果に行き着く。その過程の中で、意匠性や作業効率、“意味のある行為”であれば、溶接を選ぶときもある。
影に隠れてしまう溶接が多いが、跡を見せる場合は、ビードの出し方も工夫しているようだ。

また、あらゆるモノの接合部分に意匠性が込められている気がする。そこに作り手のセンスやこだわりが表れてくると思うと話す。
常にその“意匠性”を意識してデザインと技術を兼ね備えた仕事を追求しているようだ。

鉄の魅力を聞くと、熱を加えると柔らかくなり、鍛鉄の技法を組み合わせることで、作れる物の幅は広く、可能性は広がっている。と話しながら、1本の太い丸棒からハンマーとタガネのみで作った、一輪のバラを見せてくれた。

今後の話になった時に、新しい路線の発掘として、規格材(L字鋼やパイプ)も使用して、今までとは違う素材の表現を見せていきたいと語った。
それともう一つ、モノづくりにおいて使われなくなった技法が淘汰されていく時代の中で、いかに自分のこの技法が世の中で必要とされるかを知りたい。この10年…その先の10年も…
鍛冶屋の仕事を証明するために、スタジオ ツヴァイは存在する。

(edit:Keisuke.A)



鍛冶工房 studio ZWEI
茨城県日立市十王町高原416
TEL/FAX:050-8012-5102
WEB:http://www.net1.jway.ne.jp/s.zwei/
MAIL:s.zwei@net1.jway.ne.jp

 
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