第11回 溶接人杯 (2024年)
受賞作品
グランプリ受賞者
ドラゴンストーブ


受賞者コメント
口から火を吐くドラゴンがほしくてステンレスでドラゴン型のロケットストーブを制作。
火を吐いている時に目が光るように目は黒目だけ内側から付けている、火を吐いていない時は正面を向くように首に関節をつけた。
背中の蓋を開けて薪を入れて尻尾の付け根のハッチを開いて扇風機で風を送ると口から火を吐く。
お腹周りはスリット構造で胸から肩首回りは二重構造になっている。
全体の体表モールドは出来るだけ熔接仕上げにしている。 燃焼室を90x㎜x90㎜x150㎜のスペースを確保して作り始めたら大きくなりすぎた。
キャンプに持って行くために制作したので次回はもっと小さく作ろう。
準グランプリ + &.Fe Design賞受賞者
龍虎相博


受賞者コメント
タイトルには『龍と虎が激しく戦い、その力量にはほとんど差がない』という意味があります。
この作品は愛知県で開催される高校生溶接競技大会に挑戦したときの作品で、大会の様子を龍と虎に喩え作り上げました。
この大会では私たちの先輩方が何度も結果を残してきており、私たちも優勝をめざして日々の制作にあたり何度も相談し合い、作っては切断を繰り返してこだわり抜いた作品です。
結果は2位という悔しい思いをしましたが、この過程で多くの苦悩や喜びを経験することができました。
制作班全員で「リベンジしたい!」という強い思いがありましたが、私たちは3年生で卒業を控えています。
そんなときにこの大会の存在を知り、「絶対に参加する!」と決めました。プロも参加する厳しい大会ですが、わたしたちの作品がどれだけ通用するのか新たに挑戦したいと思います。
もし、結果を残すことができたら私たちが知ることができた溶接の魅力を後輩達に伝え、作業環境をもっと整えて応援していきたいです。
SUZUKID賞受賞者
1秒前の瞬き


受賞者コメント
この作品は安藤裕子さんの「衝撃」という曲から着想を得ました。
今私たちは約2年間にわたるコロナ禍を果て、世界各地で起こっている戦争や災害など不安定で混沌とした時代を生きていると思います。
このような非常に重苦しい時間の裏には何があるのか、その中で自分はどう生きるのかという葛藤の中で制作しました。
エコロジー賞受賞者
防災戦隊 たき火マン


受賞者コメント
廃材から作る『たき火マン』! 切って削って引っつける。楽しいものづくりでした。
手は可動式で、どの位置でも固定できます。大部分を廃材から製作したので設計や構想に苦労しました。
歪んで捨てられたホイールを主体に、煙突は車のマフラーを拡大、ステンレスの板材やパイプは廃棄処分された流し台や手すり等から切り出しました。
キャンプや防災時に、たき火台としてはもちろんのこと。頭に羽釜をセットして炊飯や鍋、頭の中に石を入れることで石焼き芋もできます。
今回重量オーバーで取付出来ませんでしたが、1段目と2段目の間にホイールで作ったオーブンもセットする事ができピザやパンも焼けます。
また、見た目もユニークなデザインで小さな子供も大喜びで、人が集まること間違いなし!見た目ヨシ!機能性もヨシ!防災戦隊『たき火マン』よろしくお願いします!!