溶接レシピ
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2022年11月18日
日本昔話で見たような風景を箱庭で再現しました。最大の拘りは、一見テーマである「兎」が見当たらないと思わせておいて、ライトUPすると月に兎が映し出されるというギミックです。細部まで作り込み、遊び心とリアリティを兼ね添えた作品となっています。
チームで意見を出し合い、イメージをスケッチにまとめる。
ハレパネを切って貼って試作。
ハレパネでの試作完成。
まずは部品の作成。 鉄板に石筆で部品の形を描き、プラズマカッターで切り抜きます。 切り抜いたらノロを丁寧に除去し、ディスクグラインダーで仕上げます。 ひたすらこの繰り返しで各部品を作成していきます。
部品が出来たら溶接していきます。
溶接して木が完成しました! 縞鋼板が良い感じで葉っぱの雰囲気を出してくれます。
次々と溶接し組み立てていきます。 バランスを見ながら月の表面に鉄パイプを溶接しクレーターを表現。
拘りのギミックの取り付け。 微妙な角度調整を行い溶接します。 溶接してからも番線を曲げて調整します。
ウサギ部分をカモフラージュさせるために草をたくさん取り付けます。
フラットバーをバンドソーで切断し瓦を作成。 瓦を1つずつ溶接していきます。 気が遠くなる作業ですが、根気よく溶接していきます。
屋根を取り付けて縁側が完成。 お月見をするお爺ちゃんとお婆ちゃん、隣には猫とお団子。
LEDライトを隠すための離れも瓦を丁寧に溶接していきます。
池を取り付けて縁に石を並べます。
竹串で骨を作り、障子紙を貼り付けます。
池に鯉のオブジェを配置し、UVレジンを流し込みます。 猫が釣りをしていて、鯉を釣り上げようとしている情景を切り抜く。 遊び心も忘れずに!
錆止めでクリア塗装を施し、障子を取り付けて完成! 離れが大きすぎるのはご愛敬w
おまけ。 溶接光でウサギがくっきり映りました!
●月に映し出される兎を表現するため、草むらに溶け込ますことと、微妙な角度調整に拘りました。 ●月のクレーターを表現するため、薄くスライスした鉄パイプや点付けしました。 ●ビードで木の根を表現しました。 ●風景を表現するため、池と障子を鉄以外の素材で作成しました。 ・池は鯉のオブジェを泳がし、レジンを流し入れました。遊び心で猫ちゃんが鯉を釣り上げようとしているところを表現しました。 ・障子は大小の竹串を繋ぎ合わせて、本物の障子紙を貼りました。障子は実際に開閉出来ます。