溶接レシピ
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溶接が上手くいかない要因は多岐にわたります。 具体的にどのような要因で溶接が上手くいかないか解説していきます。
溶接する母材の板厚に対しての出力電流の設定が合っていない可能性があります。 溶接の出力の設定が低いと出力電流が弱くなるため溶接がダマとなります。 溶接の出力の設定が高いと出力電流が高くなるためスパッタの量が多くなり、ビードの幅が広がってしまいます。 板厚・出力電流・溶接ワイヤを適切な設定に合わせて溶接してください。
溶接速度が合っていないと「出力による溶接のコツ」と同様に溶接が上手くいかない場合があります。 溶接速度が早いと溶接がダマになったりビードが細くなります。 溶接速度が遅いとスパッタの量が多くなり、ビードの幅が広がってしまいます。 慣れは必要になりますがビードを確認しつつ適切な溶接速度で溶接してください。
溶接距離が適切でいないと溶接が上手くいかない場合があります。 トーチと母材の距離が長いとアークが安定せずまだらなビードとなってしまいます。 トーチと母材の距離が近すぎるとチップが母材とくっついてしまいます。 トーチと母材の距離を10mm開けて溶接してください。
締付ダイヤルの締め付けすぎでワイヤが出てこなくなるので、ダイヤルとボルトが面になるぐらいの締め付けが適正です。(※機種によって異なります。)
コードリールで長い延長をすることで電圧ドロップが生じて溶接がうまくいかない。 出来るだけ延長はしないで直接コンセントもしくはブレーカーから電源をお取りください。
延長コードを使用することで電圧ドロップが生じる場合もあります。 出来る限り、直接コンセントへ差し込んでのご使用または、変圧器のご使用を推奨します。